Archive for: ‘ 8月 2016’

ボクセルモト・・・初秋感じるクネクネ道は涼しかった♪

2016年8月23日 Posted by ikeda_moto

 

皆さん、こんにちは!!

猛暑酷暑が続いていてますネ!

とは言え、お盆明ければ何とやらで、朝晩は涼しい毎日が確実に増えてきていマス♪

が、夏の1ヶ月間はバイクはお休みって方も結構いらっしゃるようですし、

(足元熱いOHVの方は特に・笑)

遊びすぎたお盆休み明けの休養?に充てられた方も多く(笑)、

(クネクネ道メインとの今回のお題目に避けた方が多かったとのウワサも・汗)

8月21日の月例日帰りツーリングは夏好き5名での部隊編成となりまシタ♪

※画像をクリックすると拡大表示されます。

 

朝の原鶴は爽やかー♪

集合場所・原鶴を、R1200GS、R1200GS-A、R1200R、HP2メガモト、R100トラッドモノ、で出発♪

塔の元~田代山~羽田~山下 と小さな集落を繋ぐクネクネルートで道の駅玖珠まで♪

玖珠で小休止して、やっぱりダイナミックルートは外せんよね!というコトで日出生台へ!♪

ススキの穂が出始めていて、コスモスもチラホラなルート!

秋!!!….日出生台~塚原~雨乞の展望地を目指しマス!!

 

吹く風はすっかり秋!!!♪ ずっとここで佇んでいたい気分にさせられマス♪

雨乞から湯布院市街を望む。

ブルーシートの数がかなり減っていまシタ。

狭霧台展望所は地震による傷みが激しく、現在でも閉鎖されていマス….。

さてさて、秋の風にまったりと晒されるとお腹が空いてきまシタ(笑)ランチに向かいマス♪

雨乞~城島高原~天神山~飛龍野のクネクネ&ダイナミックを繋いで直入へ。

 

薬膳バイキングの万象の湯さんへ♪ 年に一度はマストな場所デス♪

管理人、バイキング2周目の図(笑) あっ、激辛薬膳カレーはパスしまシタ(汗)

万象の湯敷地内の紅葉は色が変わり始めていマス。

 

薬膳ランチに身体を癒やされて出発!

直入~七里田~白丹~大蘇のクネクネを通リ、やまなみハイウエイへ♪。

開けたやまなみハイウエイの景色をちょっと愉しんだら(笑)、またまたクネクネの満願寺方面へ♪

 

で、某水場に到着♪

管理人がプライベートではたまに訪ねる水場ですが、今回初めて皆さんをお連れしまシタ。

やっぱりここはこじんまりとしていてイイですネ!訪ねる人の数はやっぱり激少デス。

ここは夏場の平均気温と湿度がやっぱり違うんでしょう…..

この周辺だけ紫陽花が今終わりがけデス!!!!

品切れ中の無人販売所にヘルメットを置かせていただき、

空のペットや水筒に柔らかな山水を注ぐ人、その場で一気飲みする人、涼を求めて頭から被る人あり(笑)

 

某水場で天然水を補充し、またまたクネクネ&ダイナミックに繋ぎマス。

南小国~マゼノ~オートポリス方面へ♪

 

人工的に冷たいものが欲しくなり(笑)、オートポリスを眺める「うかれ亭」さんへ。

御大将とは福岡高宮にお店があった頃からのお付き合い。

地震時の話はもちろん、地震後に休業しているオートポリスさんの影響を受けているご商売の話、

バイクの話、お孫さんの話などなど楽しいものから真面目な話まで、

ロッジを吹き抜ける初秋の風の中、1時間ほどゆったりさせていただきまシタ。

ご存じの方も多いと思いますが、オートポリスは復旧を進めており、

10月1日から営業再開されるとのこと。一時はメドが立たないなんて話もありましたから、

これは本当に素晴らしいニュースですネ!!!

 

さてこの日のツーリングもいよいよ終盤デス。

うかれ亭さん~栃野~松原ダム~塚田~大山~有田~

某所~インディ・ジョーンズ路~宝珠山~杷木へ♪

はい!終わってみれば原鶴へ戻ってきたというワケです(笑)

今回の総走行距離は381km♪(ショップから)

振り返ると4分の3は日陰の森の中を抜けるルート。もちろんクルマはほぼゼロの貸し切り状態♪

でも、初秋の爽やかな展望&広大な景色が望める場所もしっかり織り交ぜ、

森林の中を多用し、暑さを避けながらも満喫出来る湯布院・久住・北阿蘇縦横無尽ルートをご案内出来たと思いマス。

ご参加いただきした皆様、誠にありがとうございマス!!

 

次回の月例日帰りツーリングは、シーズン突入の9月11日(日)開催予定デス♪

※コチラに掲載出来なかったその他の画像は弊社フェイスブック・ページに格納しておりマス。

弊社フェイスブックページはご登録されていない方でもご覧いただけマス。

ボクセルモト・・・空冷ボクサーエンジンのオーバーヒート予防

2016年8月19日 Posted by ikeda_moto

 

皆さん、コンニチハ!

昨夏同様、梅雨明け以降の九州は今夏も猛暑酷暑の毎日になってますねぇ….。

身体は多少慣れてきたとしても、やはり毎日続くと思考も行動もダレ気味になってきて(汗)、

「これじゃいかんいかん」と自分自身に言い聞かせながら過ごしている方も多いのでは?と思いマス。

ニュースから流れる「今年も暑いですねー」な声に毎年暑いと感じてしまいがちですが、

日記を遡ってみると、一昨年の北部九州は梅雨&長雨でお盆までグズつき、

冷夏と言われた夏だったんですよネ。覚えている方、います?

 

さてさて、この猛暑….人間はダレてくると休憩しますよネ(笑)

はい、身体の正直な反応デス。

でも、機械は正直者デス….暑くても壊れるまで仕事を止めません。

エンジンで言えば、「オーバーヒートで故障・停止」するまでは、調子が悪くなる予兆があったとしても動き続けマス。

 

というワケで、今回は店頭でご質問いただくことが多いオーバヒート予防について、

BMWオートバイ・空冷ボクサーエンジンに限定し出来るだけ簡単に書いてみますネ。

もっと早い初夏の頃に書けよ!ってハナシですがー、まだまだ猛暑酷暑は続きマス(汗)

 

このエンジンの場合、古~いOHV、1100・1150・1200のインジェクションモデル問わず、

酷暑の中のハイギア・ハイスピード走行含めて、ごく普通に走行している限りは

オーバーヒートによって路上で頭を抱え込んで悩むことは極々稀デス。

酷暑でのノロノロ渋滞でもアイドリング付近の回転を使えばやり過ごすことが出来る冷却性能を備えていマス。

このように極々稀なコトとは言え、空冷に乗っている以上は切実に気になりますよネ。

 

先ずは、実はエンジンの種類によってオーバーヒートしにくい順番があるってことを書きマス。

 

オーバーヒートしにくい順番で左から順に書きますと……

OHV → 1,100 → 1,150 → 1,200

はい、古い方がオーバーヒートし難いんですネ。

※画像をクリックすると拡大表示されます。


*写真はR100/7 

 

理由を粗っぽく書くと、パワー/冷却・燃焼効率の関係デス。

OHVはフィンの形状や大きさ等の冷却効率がパワーに対して絶妙にバランスしていマス。

つまり、キャブレター・低圧縮爆発であり、高回転でのパワーを求めずに

極端な希薄燃焼ではないため燃焼温度は低い。そして深いフィン….

結果オーバーヒートトラブルが少ないというワケなんデス。

 

1,100以降のインジェクションモデルは、厳しくなる排ガス規制とハイパワー化を両立させるため、

新しくなる度に高圧縮・希薄燃焼セッティングを進めていき、

もちろんフィンも可能限り多く深くし、同様にオイルクーラーも大型化されまシタ。


*写真はR1150Rツインスパーク。1,100も基本はこの形状。

 

では、「OHVよりオーバーヒートしやすいのならフィンを増やし、もっと大型化すればいいのでは?水冷化はどうも….」

なんて意見を思いつく方も多いと思いマス。

 

フィンを大型化すればエンジン単体が必然的に大きくなり、

スポーティーさに欠けるとエンジニアやデザイナーは単純に考えたでしょうし、

ライバル社は既に空冷に別れを告げつつ水冷搭載車を増やし、

BMW社にトータル性能で凌ぐべくモデルを特にこの10年は積極的に発表している….。

つまり他社がぶつけてくるモデルに負けることは出来ない…..。

そして、先にも書いたように数年毎に厳しくなっていく排ガス規制。そしてハイパワー化と燃費の両立。

つまり、1,200・DOHC空冷ボクサーがスポーツツーリングエンジンとして余裕を備えた上での限界だった、と言えると思いマス。

結果、2013年にボクサーエンジンは水冷化され、現在に至っている、と考えて良いでしょう。


*写真は空冷最後となった1,200のパイロットモデル・R1200GS/OHC

 

理由付けからの説明が長くなりまシタ(笑)

いよいよ本題デス!!

では、オーバーヒートでエンジンを傷めないように予防するにはどう注意すれば良いのか。

 

先ず、アイドリングでの放置は季節問わず絶対に厳禁デス!!!

しばらく乗ってないからと「始動確認とバッテリー充電」のつもりで、とエンジンを掛けてアイドリング放置。

この時期ですと、10~15分程度でオーバーヒートしてしまいマス…..。

冬場でも、屋内の車庫でこれをやると20分でオーバーヒートした例がありマス。

オーバーヒートを通り越し、R1100-1150RT/RSはカウルが溶けてしまい、車体が燃えてしまった例が国内でも……。

 

次に徹底したエンジンオイル管理がとても大切デス!!!

空冷エンジンは、オイルに冷却作用を頼りきっていると言っても過言ではありまセン。

オイルの銘柄(品質)や粘度が各々の空冷ボクサーエンジンに本当に合っているものなのか。

量は規定値内に収まっているのか(少なくても多くても規定値外はNG)。

交換頻度は、OHVの場合は3,000km毎、インジェクションモデルは理想値3,000km、遅くとも5,000km毎で行っているか、等。

※交換頻度は長年BMW空冷ボクサーに関わってきた弊社の参考推奨値です。

 

そしてオーバーヒートになりやすい走行状況、例えば長時間の渋滞で低いギアのまま高めの回転数で走行し続けていないか?

走行中には必ず予兆がありマス。

例えば「アイドリングが安定しない」、「回転が落ちる時にブルブルと振動が出る」等々デス。

アイドリングに近い回転数で走行するのはとても有効ですし、安全な場所で5分エンジンを停止するだけでもかなり冷えて改善されマス。

 

長くなりましたが、出来る限り簡単に書きまシタ(汗)

書いていることを読むと、「BMW空冷ボクサーエンジンって乗る時や管理が面倒くさい!」と思われるかもしれまセン。

しかし、このエンジンでしか味わえない素晴らしい感覚はご存知の方が圧倒的に多いハズ♪

走らせれば、まったりモードはもちろん、シュッと元気良いモードでも、

これ程人間に優しい大排気量エンジンを積んだオートバイは他には無いと思っていマス。

だから水冷化された現在でも、各々の空冷ボクサーエンジンから離れられない人々が世界的に多いのでしょうネ♪

 

あっ!!これは水冷ボクサーエンジンを否定するものではありまセン(笑)

実は、水冷ボクサーエンジンを搭載したHPシリーズ(特にエンデューロ!!)を切に望んでおりマス♪