皆さん、こんにちは!
ディスクパッドの残量点検、日常からとても重要なコトですよネ。
点検するとき、外側からのぞき込んでチェックされている方が多いと思います。
が、外側からだけではこのようなトラブルを見落としてしまう場合がありますので要注意…..。
パッドのプレートから摩擦材がハガれ落ちています。とても危険な状態!!
このパッドが付いていた車両は、走行50,000km程で、1989年式。
(パッドの交換前歴は不明な車両でした。)
原因は、摩擦材とプレートの合せ面に長い年月を経てサビが発生、
徐々に進行しハガれたと思われます。しかもハガれてから月日が経過していますね。
ハガれた現象…..これまでに年に1~2件は確認したことがあります。
(とてもビミョウな確率ですが……)
では、どのぐらい時間が経つとこのような状態に陥るのか….。
一概に時間(期間)や距離をくくれません。保管状態や乗車頻度も影響してきます。
あくまで、経験上でのお話しとさせていただきますが、10年以上同じパッドが付いている場合は、
脱落していないか、点検してみて良いと思います。パッドをキャリパーから外すと確実ですネ。
もちろん、保管状態や乗車状況によっては、10年以内でもハガれている可能性もあります。
パッドが不良品ではないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
このように年月が経ってしまうと、不良品であるかの判別も出来なくなりますし、
仮に不良品であれば、新品装着後、早期にハガれる等の異常が出てくるものです。
それから、年月の経った車両は、キャリパーのオーバーホールや
マスターシリンダーインナー等ブレーキ関連リフレッシュも実施したいですネ。