ボクセルモト・・・パニアケースは摩擦力でも固定されていマス。

2015年7月31日 Posted by ikeda_moto

 

皆さん、コンニチハ!

一昨日の29日、福岡にもようやく「梅雨が明けたとみられる」宣言が出て、

酷暑入りは困るんですが、やはり梅雨は明けてもらわないと、バイク屋さんは仕事にナリマセン(苦笑)

余談ですが、本当の梅雨明け検証は9月中旬頃なんですよね。

なので、何年前か忘れましたが、その検証の結果、

地域によっては「梅雨が明けることはなかった」と修正発表されたコトもありました。

 

さて、今回はBMWでは昔からマストアイテムの「パニアケース」について、

安全に使う上で、装着に関するチョットした豆知識を書きますネ。

 

雑誌等には、積載重量を出来る限り左右均等に、とか、

トップケースは、唯でさえ重心が高くなるので、出来る限り軽いものを入れましょう、

なんてコトが書いてあるのをよく目にしマス。

あと、走行中の脱落防止のために、装着とロックは確実に、ぐらいでしょうか。

 

でもケースを確実に装着するために、「摩擦力も大事」と書いてある雑誌を目にしたことは、

管理人が知るかぎりではアリマセン。

 

パニアケースは、車体側に取り付けられた専用のブラケットに、

ケースとブラケットの互いの反力を生かしつつハメ込むことで固定されていることは、

ご使用経験のある方ならご存知と思いマス。

さらに脱落と盗難抑止のためにキー付きロックが装備されているワケです。

 

たま~に見かけるのですが、パニアケース(トップケース)とブラケットがハマり込む部分(接する部分含む)に

いわゆる保護つや出し剤をシッカリ塗っておられる車両を見かけマス。

もちろんツヤツヤテロテロピカピカ状態….指でその部分に触れると、スルッとした感覚になっていマス。

見た目は確かに綺麗で、手入れが行き届いているイメージなのですが、摩擦力は低下していマス。

つまり、ハマり込んだ部分は反力と摩擦力によって動かないように保持されているコトがとても重要デス。

保護つや出し剤等をケースやブラケットのハマり込む部分に塗っておられる方は、今スグに除去しましょう!

樹脂の部分には樹脂を傷めにくいパーツクリーナや

普通の洗剤でゴシゴシ&水で洗い流しでも構いませんので、シッカリ除去して下さいネ。

 

全てのタイプのケースを画像アップ出来ませんので、以下例としてご参考下さい。

※画像をクリックすると拡大表示されます。

※画像のケースとブラケットには保護つやだし剤は塗布されておりません。

 

 

 

 

示した部分がハマり込むところ。ここが摩擦力が必要な部分なのデス。

画像のモノは保護つや出し剤等を塗布していないので、ケースを固定するために必要な摩擦力が保たれていマス。

 

この保護つや出し剤等によって摩擦力が減少、ケースが走行中に脱落という事例は、

実は数年前にBMWでも再検証していマスし、管理人も脱落させてしまった方を知っていマス。

※キーロック忘れ、ハメ込み方法の誤りは確実に脱落しマス。もちろん、過積載も….。

 

今回書いたことは、ハメ込んで固定するモノ・・・

例えばナビ等のブラケット系アクセサリーにも言えることですのでご参考までに。

 

なんでも手軽に収納出来て、便利なパニアケース&トップケース。

このお盆休みにロングでお出掛け予定の方も多いハズ。

走行中に脱落して周囲を巻き込む多重事故のキッカケを作らないように、

今一度シッカリ装着状態をチェックして下さいネ♪

もちろん、ケースとブラケットそのものの割れ・ヒビ・破損・ロックの状態チェックも事前点検をお忘れなく!

あっ!ツーリングに行き過ぎて、家庭内摩擦は増やさないように注意しましょう(笑)