ボクセルモト・・・知っていても知らなくても、愉しいモノは愉しいってコトで!(笑)

2025年6月1日 Posted by ikeda_moto

 

皆さん、こんにちは!

GW明け以降の九州の毎週土日は生憎のお天気が続いていたんで、

ツーリング欠乏症を発症していた方が多いと思います(笑)

ニュースによると、関東では昨日31日(土)までで10週連続の土日の雨になっているとか。

と憂いていたところに、昨日本日の九州はモーレツに爽やかな

絶好のツーリングコンディションですねえ!!♪

梅雨前ってことでお腹いっぱいになるまで走り倒した方も多いことでしょう!

 

で、本日から6月!

北部九州の梅雨入り平年値では6月4日頃だけど、

今シーズンがその通りだとすると、もう数日後(泣)

兎に角豪雨にならなきゃ良しでございます。

 

さてさて、とっても久しぶりにツーリング以外のブログアップでございます(汗)

時代は進み、新しい機種の登場と共に、その時々のビーマーが抱くメインの趣向も変化する。

その変化はまた別の新しい機種が出る度に更に細分化されていく。

同じ機種でも当然遊び方楽しみ方(自己表現の仕方)は違うし変わっていく。

 

敢えてビミョーにハナシをズラして一つ分かりやすい例として遡ってみると、

K100が発売された時、既存のボクサーエンジンファンからは「BMWは終わった」と非難轟々。

それとは真逆にK100が出たから初めてBMWに乗る気になったという人もいる。

管理人の近くにもRシリーズは完璧スルーで、

歴代のKシリーズしか乗らない方は結構多かった。

以降出てきた横置きKシリーズ、Fシリーズ、Gシリーズ、Cシリーズも然り。

R18シリーズなんかはかつてのR1200Cシリーズとかなり異なる客層狙い。

メーカーはこれまで自社製品に見向きもしてくれなかったお客さんを何とかして振り向かせようと、

新たなパターンで世にモノを送り出してきますから。

あのポルシェだって似てますね。ある時期までは911シリーズだけの展開。

例えば911はNGでカイエンは大歓迎って方もいらっしゃったり、ってコトですね。

 

で、本題の前にお断りです(笑)

 

※12分程度で読めます(汗)

※画像の個体と登場人物は本文とは関係ありません。各機種のイメージです。

※モーターサイクルは主観的に自己満足を追求するのが驚くほど強くて深い趣味の世界。

もちろん管理人もその広い広い世界のある部分に属する一人でございます。

ライダー各々が持つ独自の趣味の世界を本文で否定することは一切ありませんので、

くれぐれも誤解無きようお願いいたします♪

メーカー数が一気に増え、それらが送り出す機種も多いんだから、

それを求めるいろんなライダーがいて当然だよねって視点でお読みいただければ幸いです。

 

で、兼ねてから管理人がいろんな人がいるよなあって感じる「例」は沢山あるんですけど、

今回は分かりやすく身近に起きた例を2つ書きますね。

以下の2機種でハナシを進めていきます。

 

先ずはこの機種♪

▲当店々内にて▲

こちらはBMW 2V OHV好きじゃなくても大好物としているビーマーが多いR100GS前期型♪

カラーは、アブスブラック/イエロー。

2V OHV GSシリーズは現行車当時(1987~1996年初めまで)は日本では全くの不人気でした。

そんな同シリーズ中古車は20年程前から徐々に簡単にオーナーになれない競争率とその金額に。

当時の不人気を知っている人だったら、ビックリ仰天の世界になっています。

 

お次はこちら♪

▲過去の当店月例ツーリングにて▲

R1250GSA 40th アニバーサリーモデル、そう、GS誕生40周年記念モデル。

2022年発売。カラーはブラックストームメタリック。

アニバーサリーとして他シリーズのGS各モデルもこのイメージで発売された。

まさに上のR100GSをオマージュしたイエローのデカールとナックルガードを装備。

おっと、いちいち書いておきますけど(笑)、

40周年ってのは最初のGSモデル、R80G/S発売から40年だから。

 

でもって、例その1。

3年前ですね。このR1250GSA 40thが発売になって間もない頃。

これに乗ってご来店されたお客さま(以下40thさま)。初めてのご来店でした。30代後半かな。

いらっしゃいませ、こんにちは!から始まって、

店頭にあったお預かり中のアブスブラックR100GSを見つけられて会話が進みます。

 

・40thさま 「これがR100GSなんですね!初めて見ました!」

・管理人 「そうなんですね!ジックリ見ていって下さい!♪」

・40thさま 「へえ~~!車体が結構小さいですね!しかも色が私のと同じなんだ!」

・管理人 「軽いですよ~。24リットル満タンでも220kg程度です♪色はノーマルになります♪」

・40thさま 「えっっっ?????ノーマルカラーなんですか???」

・管理人 「ええ、新車の時からこの色、BMWオリジナルですね!

                  お客さまのアドベンチャーと同じイメージです♪」

・40thさま 「そうなんですかあ。私はてっきり限定車のカラーを真似て

                     カスタムペインしたのかなあって。(汗)知らなくてスミマセン(汗)」

・管理人 「いえいえ、気にしないで下さい♪もう30年以上も昔のGSですから(笑)」

 

ココでお気づきかと思いますが、

この40thさまはご自身のアドベンチャーが何故そのカラーなのかをご存じなかったワケです。

BMWがバンバン宣伝してたのにそんな人いるの?って思うかもしれませんけど。

ハナシを進めていく内に分かったことが。

40thさまは大型モーターサイクルは数台乗り継いでこられたものの、

そもそもBMWには全く興味が無かったとのこと。

2013年にボクサーが水冷化されてR1200GSが遂にフルモデルチェンジ。

翌年にはアドベンチャーがレギュラースケジュールで追加されて、

巨艦的なカッコ良さがとっても気になり始めたそう。

そしてこのカラーがBMWモトラッドジャパン公式Webに

バーン!と登場したところで新車購入を決めたそうです。

そう、このお客さまはアニバーサリーの文言よりも、真っ先に画像に目が行ったワケですね。

そして以降もアニバーサリーの由縁をどういうワケか偶々お知りになる機会がなかったのです。

兎にも角にもこのカラーそのものがビーマーになる決定的なキッカケだったのは間違いありません。

そんなコトやBMWの歴史も混じえながら、

2V OHV はこうですよ的な諸々をおハナシさせていただきました。

 

続いて例2。

このカラーにお乗りのR100GSさま(以下GSさま)が

とある水冷ボクサーばかりの小規模マスツーリングにご参加された時のおハナシで、

休憩時にレギュラーカラーのR1250GSアドベンチャーさま(以下アドベさま)とのやり取り。

 

・アドベさま 「ビーエムにこんなバイクがあるんですか?これなんて言うバイクですか?」

・GSさま 「えっ????!これR100GSっていいます。30年以上経ちます(笑)

                    そのアドベンチャーのご先祖さんになりますね(笑)」

・アドベさま 「へー、そうなんですかあ!古いですね!何ccですか?100って書いて言ってますけど」

・GSさま 「1,000 ccです。」

・アドベさま 「ゼロが1個無いけど、1,000なんですねえ(笑)」

ココで他のお仲間の方から、「昔は排気量の下一桁を省いて名付けていたって」と合いの手が(笑)

でもって、アドベさまもお初のBMWがR1250GSAで、

例1の方と同様にボクサーエンジンが水冷化されてBMWに興味を持ち始めたとか。

 

さて、これで例に出てきたR100GSを詳しくご存知ないお二人のBMWへのキッカケが

何となく分かりますよね♪

そう、ボクサーエンジンの水冷化です。

各県多くのディーラーさん知人達と雑談してきましたけど、

2013年水冷化以降はこれまでのBMW層とは違う趣向のお客さまが急増してきたとのこと。

普通二輪免許G310 シリーズが加わってからも、ホントにホントに層が増えてテンテコ舞いって(笑)

とは言え、水冷化をどうしても趣味として受け入れられずに

何台も乗り継いできた空冷ボクサーから水冷へ代替えされない方も逆に多い傾向だとか。

BMWだけで見てもホント幅広いユーザー層になってきて、

同時に全世界販売台数は順調に増加中。メーカーはかなり鼻息荒い状態です(笑)

あー、管理人がディーラーにいた頃も機種は増加していったけど、

今に比べると遥かに平和な時代でしたね(笑)

 

それと結構顕著なのがキラキラしたBMWが年々激増しているなあと。

特に販売台数が多いGSは目立つ!!

R1100以降のGSはモデルが変わる度にオンロード重視化なのは間違いないワケで、

特にR1250からはビレットパーツが沢山取り付けられている個体を見る機会が

リアルでもネット上でも圧倒的に増えました。

国産ネイキッド系高額カスタムマシンに迫るキラキラ度合いに驚く毎日です。

コレも新しい趣向が作り出されたってコトになるんでしょうね。

 

というワケで、少しハナシがズレたとこもありますが、

メーカーの歴史とか、愛車のご先祖はどんなモノだったのか等々、

極論ですけど、その人が愉しむ上では全くどうでもいいこと(笑)

そして知らないってコトはある意味強力な武器で、それが新たなモノを生み出してますからね♪

今回の例2で言えば、趣味人同士の会話が弾むワケですから♪

てコトで、モーターサイクルは主観にドップリ浸かってOKな趣味♪

知っていても知らなくても、愉しいモノは愉しいってコトで!(笑)