皆さん、コンニチハ!
冷えますね~!もちろん冬なので当たり前なんですけどネ。
暖冬になる可能性が高い…..秋の長期予報のニュースではそう流れていましたが、
いざ冬に突入すると、結局寒い!!!!山間部の積雪もいつもより早いし、ツーリングルート取りも至難の業デス(笑)
気象庁のデータによると、九州各地のほとんどの観測ポイントにおいて、
この12月の平均気温は平年値より低くなってまシタ。
数字だけ見ると、大したことではなさそうな0コンマいくつの世界なのですが、
1日の平均気温でのハナシなので、大きな差と言えるのでしょう。
そんな寒さが大きく作用してなのか、この12月はバッテリーのお問い合わせが昨年より多いデス。
補充電等バッテリー管理については店頭や過去のブログでおハナシしておりますので今回は省きますが、
ある現象をバッテリー上がりもしくはセルモーターの故障と誤解してしまう方がとても多いようですので、
今回はそのコトについて少しだけ書きますネ。
ある現象とは「エンジンオイルが寒さで硬くなっている時はセルの回りが遅い(重い)」デス。
そう、今の寒さで冷えきっている時のオイルは結構な硬さ(粘る)になっているんデス。
この時期に、寒~いガレージで冷えきったボトルや缶からエンジンオイルを注ぎ出したことがある方はご存知ですよネ。
昔懐かしい某石油メーカーのエンジンオイルCM….スプーンでグーッとすくい上げたオイルが水飴のようになってしまっている….。
もちろん、弊社ではあのCMのようにあそこまで硬くなってしまう酷いエンジンオイルは販売しておりませんケド(笑)
まあ、極端ですがあのCMのイメージを思い浮かべながら、セルを回した時のクランクの回り具合を想像するといかがでしょう。
クランクやシリンダー内壁等の摺動部分に役目を果たすために纏わり付いているオイルが硬くなり、
この時ばかりは始動するにはどうしても抵抗になってしまうのデス。
バッテリー・セルモーター共に正常でも….デス。
BMWモーターサイクルの中でこの現象がハッキリわかるのは2V/OHV。はい、数えられるぐらいゆっくりセルが回りマス。
それでもキチンとエンジンが掛かり、無事に走り出せるワケなんデス。
それじゃあ、「抵抗が少ない柔らかいオイルを使えば良かやん」って思う付く方がいらっしゃるかもしれませんが、
これがそう簡単なコトではなく、エンジンオイルの役割そのものまでハナシがおよびますので、これはまた別の機会に。
と、少々長くなりましたが、このような現象でのセルの回りの遅さは故障ではアリマセン。
とは言え、バッテリーの管理はお忘れなくお願いしマス。
ついでですが、リアホイールドライブオイルも寒さで硬くなって、
特に2V/OHV~R1150や縦置きK系の大きなリアドライブハウジングは、冬は取り回しが重たくなりますネ。
↑これもまた別の機会に(笑)