皆さん、こんにちは!
ジラしてしまってすみませんm(_ _)m・・・・ようやくオフロードでのインプレです。
あらためて、ですがテスト車両はR1200GS ’04・インテグラルABS-1 タイプです。
ちなみに私のオフロード歴は、およそ28年。その内のビッグオフロード歴は13年です。
ちなみに、GSチャレンジには出場したことはありません。
ここからがダートのスタートでした。
路面はごく一般的な地元農家の方々が通るバラスが締まった状態の道です。
タイヤエア圧は、とりあえず標準値(フロント220kpa/ リア250kpa)で入ってみました。
この路面では主に3速ギア低回転を使って、心地よい速度で走ります。
やはり予想通りにタイヤのチョコチョコとしたハネ(逃げ)が気になったので
タイヤエア圧をフロント/ リア共に160kpaに落としてみました。
ハネが無くなり、GSもよりバンク出来るようになって、ペースが上がっていきます。
150/70-17,18サイズの場合、リアセンタートレッドの外周はつながっているのですが
このエア圧になるとタイヤがツブレてくれますので、ストレートでの加速でも
余計な空転が予想以上に少なく好印象です。
もちろん、絶対的な空転の少なさは、他社の完全ブロック タイヤが優れています。
また、ブレーキですがエア圧を変えても、大きな変化はありません。
フロントのパターンと構造の良さが出ているのでしょう・・・
ブロックタイヤ並みにフロントブレーキはシッカリ効きます。
リアはセンタートレッドがつながっているので、直進時は先に書いたようにスリップしやすいですが
少しでもバンクしていると、ブロック配置のおかげでブレーキペダルも踏み込みやすいです。
次は、急勾配のガレ場です。
一番上の写真、ススキの伸び方を見ていただくとお分かりにある通り、
なかなかの急勾配です。ガレはベアリング状態となっています。
この状態から坂道発進のテスト・・・多少の空転はありましたが、スムーズに発進できました。
登るにしたがってさらに勾配はキツくなり、ごらんの左タイトターン・・・
前日の雨で大きめのガレと水の流れで出来た溝があります。
当たり前にこの状態の路面を走ると、ブロックタイヤでもGSをバンクさせることは出来ません。
こういう場合は、タイヤの性能も大事ですが、何よりラインどりとアクセルワークが重要です。
しかし、タイヤのテストですから、ワザとライン取りは無視しました。
ブロックタイヤと比べると、若干ですがタイヤが逃げやすいですが
このタイヤパターンを考えると十分合格点を付けられます。
下りも試しましたが、転がりはあるもののブレーキはしっかり減速出来るパターンですね。
さっきのガレを登りきって出たところは、今度は土の路面です。
前日の雨のおかげでテストには良い状態ですね。
ヌカルミもあれば、轍の深い所もありますし、路肩は生コンが乾いていないような粘りになっています。
排泥性は予想より高いですね。
フロントの泥詰まりは、さすがにブロックタイヤと比べるとありますが
ヌタッた轍をカットするときも予想以上にハンドルをもっていかれません。 素晴らしい!
ブレーキも予想以上にググッと減速出来ました。
多少ハンドルを取られながらも延々と泥路面を走りぬけ、
あえて濡れている左側の草地でヒルクライムもテスト。
結構あっさり登れました。ここはブロックタイヤでも少し苦労する勾配なんです。
泥のテストを終えて、次のダートへ。
途中の小川が横切っているところで、タイヤの泥詰まりを洗いました。ついでにブーツも・・・。
ここで泥詰まりを落とすには理由があるのです。
写真はありません。この先に私のライディングテクでは写真を撮る余裕の無いルートが待っています。
私が高校生時代から通っているルートなのですが、前日の雨で酷い状態。
ブロックタイヤどころか、最新の軽量エンデューロバイクでも苦労するルートです。
その部分の距離はおおよそ25mのややキツイ登り・・・火山灰質の黒土で前日の雨により、柔らかくなっていて
路面が黒光りする悪いルート・・・おまけに手前は左の超ヘアピンになっていて
とても勢いを付ける加速が出来ないところです。
3回目のアタックで何とか登り切りました。
3回目はエア圧を思い切って140kpaまで落としました。
先に落とした場所より標高が高いので、当然気圧が下がるので再調整です。
今回のテストで、K60 Scoutに一番感激したルートでした。
その結果がこのタイヤの状態です。登りきって草道に出てきた時に撮りました。
成長したススキだらけの道・・・・予想はしていましたが・・・・・
春過ぎにはいつも普通のダートなんです。
こういう場合は、歩くぐらいの速度に落とさないと
どこに穴が開いているかわかりませんし、しかも右側は林&崖になっていますので
左側の法面側を慎重に通過しなければ、危険です。
とにかく、視線を下に持っていきつつ、先の状況にも気を配りながらの通過です。
慎重に進むにつれて、ススキは低くなっていきました。
ようやくホッと出来ました。
この先はもう舗装路・・・高校生の頃はダートだったんですが。
後はそのままのエア圧で山を下り、高速道路も低いエアのままで走行。テスト終了です。
という インプレですが、いかがでしたでしょうか?
私の表現やテスト方法にご反論をお持ちの方はおられると思います。
雑誌記者さんのように、上手く表現出来ないことをお許しください
※エア圧の桁数表示に誤りがありました。訂正し、深くお詫び申し上げます。
2011年10月25日