ボクセルモト・・・視界の確保はコレで!!♪

2016年12月26日 Posted by ikeda_moto

 

皆さん、こんにちは!♪

3連休明け疲れの月曜、しかも今年の残りも後5日!!!

年末の追い込みも加わって、皆さん一層お疲れですよネ?(笑)

ま、一息付く時間がきましたら今回のブログを読んで下さいませ(笑)

※以下、前置き長いデス(汗)

※画像をクリックすると拡大表示されます(スマホやブラウザによっては拡大表示されません)。

 

気温が平均的にとても下がるこの時季はもちろん、

季節を問わず、雨中や晴れた標高の高い(気温が低い)状況でのツーリング中に、

ヘルメットシールドの曇りに悩まされたご経験のある方は多くいらっしゃると思いマス。

 

管理人ももちろんその一人。

曇り止めにはいろんなモノを使ってきまシタ。

今回ご紹介するような「シールドの内側に装着、2重構造にし断熱性を高めかつ曇り止め加工したシート」が無かった30年以上前、

食器用洗剤や石鹸水をシールド内側に塗って拭き上げたり、専用のケミカル剤を使ったりと。

ただ、数10分~数時間しか曇り止め効果がなく、雨が降れば成分が流れ落ちるし、

晴れていても結露が流れ落ちて、その部分から曇りだし、益々見えにくくなったりして、

休憩の度にまた塗って拭く、なんてことを繰り返してましたネ。懐かしい思い出デス(笑)

時代と共に技術が進むにつれて、ケミカル剤は進化し、現在では丸一日効果が続くものも増えてきまシタ。

でも、ケミカル剤を携帯し、状況に応じて休憩中に塗る作業をしなければなりません。

 

塗り物ではやはり面倒くさい!ということで、20数年前にシールド内側に貼る「曇り止めフィルム」が登場しましたが、

確かに効果はあるものの、透明度が非常に悪くて短命に終わりまシタ。

 

余談ですが、オフロードゴーグル用レンズは、スキー用での「2重構造」が既に確立されていたため、

老舗のゴーグルメーカーであるスコット社やオークリー社ではオプションで「2重レンズ」が

30年以上前から用意されていましたので、「2重構造」の素晴らしさは体験済みでシタ。

もちろん今でもお世話になっていマス。

 

 

管理人がヘルメットシールド用として初めて「2重」モノを使い始めたのは、15年以上前。

BMW純正ヘルメットのオプションとしてでシタ。

「やっぱ2重は良かねー!!♪」と、一年中装着することに。

 

併用して使っていたアライヘルメットからも10年程前にレース用として「2重」モノが発売。

もちろんコチラも装着して、快適に走ることが出来ていまシタ。

 

そして数年前、とある海外メーカーが高い技術で「◯◯◯ッ◯・シート」←(直接の表記は避けマス笑)という「2重」モノを発売。

今や世界中の有名ヘルメットメーカーがシールドの曇り止め用として純正指定する程に。

既にグローバルスタンダードの地位を確立しているのはご存知の方が多いと思いマス。

もちろん管理人も装着。今年の春からは更に防曇性能が向上した「EVO」や「120」に進化し、

この夏の終わりまでは使っておりまシタ。

 

でも、「2重」モノを使いだした15年以上前からこの夏まで、いつも感じていたコトが…..。

「2重による僅かな乱視状態がやっぱり気になる」や「もっと透明感が欲しい」、

「何かのキッカケ(シールドをたまたま荒く操作した時・気温変化での僅かな伸び縮み等)で

シートとシールドに隙間が出来た時の再セッティング」だったり。

 

さてさてようやく本題に入りマス(汗)

そんなことを考えていたこの9月の終わり。

昔から付き合いのある問屋兼メーカーさんが、

「コレ、弊社オリジナルのヤツなんですが発売前に試してみてくれませんか?」というコトで….♪

この10月から発売されている株式会社 山城さんのオリジナル防曇シート、「EXTRA TAC」 税抜き¥3,000 。

 

管理人が装着したシールドは、アライヘルメット「ツアークロス 3」に装備されている「TXピンロックブローシールド」。

※周りが写り込んで見づらい画像ですが、お許しを。

 

そして、先程室内で強制的に曇らせようとした状態は↓

(ハアハアするのが大変でした笑)

結露がある程度大きくなるまで撮影用に曇らせてみまシタ。

もちろん、「EXTRA TAC」部分は全く曇りがありまセン♪

 

特に先日の月例ツーリングは冬場では格好のテスト条件。

午前中は-5℃~-1℃の猛烈な冷え込み!!!!!

雨の中を走った?と思わせる程の強烈な結露になる状況下でしたが、

一切曇りはありませんデシタ♪♪♪

ま、曇らないのは当然といえば当然(笑)

 

この3ヶ月余りのテスト期間、あらゆる条件下で走りまシタ。

雨の時は、ヘルメット・シールド部フチゴムを通リ抜けてきた雨粒が内側にどうしても滴り落ちてきますが、

レンズ的な乱れはとても少ないですネ。

何より感動したのはあのグローバルスタンダードなシートより遥かに美しい透明感!!!!!

 

それと、2重モノ特有の「乱視状態」の少なさ。

日中はそれ程苦にはなりませんが、夜間早朝のまだ暗い時の対向車ヘッドライトや街の光の「2重映り込み」が少なくなって、

あのシートに比べて視界が確実にクリアになりマス♪

 

いろいろと書いていますが、あのシートを否定しているのではありませんのでご注意を。

あれも十分に透明ですし、乱視状態も少なめで、世界が認めただけあって実用性は十分に優れているのですが、

偏屈な管理人は僅かな差を追求してしまう性。特に走行中の目からの情報は重要なんデス!ゴメンナサイ(笑)

 

この「EXTRA TAC」

防曇性能と透明感を追求するために、ベースであるドイツ製TACフィルムを

日本工場で防曇加工し、台湾で組み立てられていマス。

防曇加工は他メーカーが「防曇コート」を施すのが一般的ですが、コチラは表面を改質することにより、

圧倒的な防曇性能を実現しているとのことデス。

 

ただ一つデメリットがあるとすれば、取付作業ですかネ。

シールド内側に貼り付けて固定しますので、一発勝負での作業というところでしょうか(笑)

でも強力かつ柔軟な粘着剤ですので、使用中での剥がれはなかなか起きないと感じていますし、

強力に貼り付けているからこその高い防曇性と、防曇シート部分とシールドの間に雨が入らないのは重要なメリットでございマス。

 

さてさて、メーカー調べの装着可能なヘルメットシールド品名を簡単にまとめてみまシタ。

●アライ・・・VAS、SAI、SAL、ZR、MZ、の各系統

※管理人が装着しているTX系シールドに対しては、サイズがギリギリのためブローダクトに少し接触します。

これにより、シールド全閉にする際(全閉から開ける際)に強い引っかかりがありますので、ご理解の上ご使用下さいませ。

 

●ショウエイ・・・CW-1、CWR-1、CWR-F、CNS-1、の各系統

●OGK・・・CM-1-P、CM-2-P、バレル、SAF-W/P、CF-1、C-1K、TO-J、の各系統

 

上記に無いシールドについては、メーカーさんが未確認であったり、貼り付けが難しいものであったり、とのことデス。

 そうそう、防曇性を追求したこれらシートは全メーカー消耗品デス。経年劣化は避けられず、性能が低下しマス。

あのシートがそろそろ寿命を迎えた方、「EXTRA TAC」を使う機会かもしれませんヨ。

 

オートバイ用品専門店でもないのに、ヘルメットに関わる部品のコトをだらだらと書いてしまいまシタ(笑)

でも、偏屈な管理人が使って大変満足しているので、ついついお勧めしたくなってしまったってコトでご理解を(笑)